--江東区のスマートシティ--

先進モデル「豊洲」と全区的な「Smart KOTO」で描く未来都市

◎「スマートシティ」・「豊洲スマートシティ」

東京都江東区は、先進技術を活用して区民の生活の質(QOL)の向上と都市の持続的な発展を目指す「スマートシティ」の取り組みを積極的に推進しています。 その取り組みは、特定のエリアで最先端技術を実装する先駆的な「豊洲スマートシティ」と、区全体の行政・地域のデジタル化を推進する「Smart KOTO」という、二つの大きな柱で構成されています。
先行モデルとしての「豊洲スマートシティ」 江東区のスマートシティを象徴するのが、官民連携で進められている「豊洲スマートシティ」プロジェクトです。このプロジェクトは、 豊洲エリアの持つ多様な都市機能(職・住・遊・学)を活かし、テクノロジーの力で「ミクストユース型未来都市」の実現を目指しています。
★QOL(Quality of Life)
「生活の質」「人生の質」を意味する言葉で、単に物質的な豊かさだけでなく、 心身の健康状態、社会的な関係、やりがい、個人的な満足度など、人が人間らしく生きがいを感じる生活全般の質を指します。
★ミクストユース(Mixed-Use)
商業施設、オフィス、住宅、レクリエーション施設など、複数の異なる機能や用途を 1つの建物や地域内に複合的に配置する開発手法や、そのような場所そのものを指します。

◎主な取り組みと特徴

★スマートモビリティ

電動キックボードやシェアサイクルといったパーソナルモビリティの導入・実証実験を行い、エリア内の回遊性を高めています。 AIを活用したオンデマンド交通サービスの検討など、シームレスで快適な移動手段の構築を目指しています。

★インクルーシブなまちづくり

スマートフォンアプリを利用し、車いすやベビーカー、視覚障がい者など、利用者の特性に合わせた最適なルートを音声で案内する「インクルーシブナビ」を導入。 誰もが快適に移動できる環境を整備しています。

★最先端技術の活用

IoTセンサーを活用してトイレの利用状況を可視化し、清掃業務を効率化するなど、施設のスマートな管理・運営が行われています。 ロボットとエレベーターなどの建物設備が連携し、清掃の無人化や案内サービスの提供といった実証実験も進められています。

★データ連携基盤の構築

エリア内の様々なデータを収集分析するためのプラットフォームを構築し、データに基づいた新たな住民サービスの創出を目指しています。 この豊洲での先進的な取り組みは、江東区全体のスマートシティ化を牽引するモデルケースとして位置づけられています。


◎江東区全体のデジタル化を担う「Smart KOTO」

この計画は、「区民にやさしい」「職員が働きやすい」「DX基盤の整備」の3つの視点から、誰もが便利で快適に暮らせるまちの実現を目指しています。


◎目指す姿と主な取り組み

「豊洲スマートシティ」が特定のエリアでの最先端の取り組みである一方、「Smart KOTO」は江東区全体の行政サービスの向上と地域のデジタル化を目的とした、より広範なデジタルトランスフォーメーション(DX)推進計画です。

★スマートな窓口改革

「書かない・待たない・迷わない・行かない」窓口を目指し、行政手続きのオンライン化を推進。キャッシュレス決済の導入も進め、区民の利便性向上を図ります。

★地域のデジタル化支援

高齢者などを対象としたスマートフォン教室を開催し、デジタルデバイド(情報格差)の解消に努めています。
地域活動やビジネスにおけるICT(情報活用技術)の活用を支援し、地域全体のデジタル化を促進します。

★効果的な情報発信・収集

区の公式ウェブサイトやSNSを活用し、区民に必要な情報を迅速かつ的確に届けるとともに、区民からの意見を収集しやすい環境を整えています。

★働き方の改革

テレワークの推進や業務プロセスの見直しにより、行政の効率化を図り、創出された時間をより質の高い区民サービスの提供へと繋げていきます。


◎ま と め

江東区のスマートシティは、豊洲という先進的な実証の場と、区全体にデジタル化の恩恵を広げる「Smart KOTO」という両輪で推進されています。豊洲で得られた成果や知見を区全体へと展開していくことで、江東区は全ての区民が豊かさを実感できる、 持続可能で質の高い未来都市の実現を目指しています。